エンジニアに求められるコミュニケーション能力とは?重要性やメリットを解説
こんにちは。「TECH PLAY Academy」ライターチームです。
エンジニアは、プログラミングといった専門的なスキルが重視されますが、業務を円滑に進める上でコミュニケーション能力も求められます。
この記事では、エンジニアにコミュニケーション能力が必要とされる理由や、コミュニケーション能力を見極めるコツなどを解説します。
エンジニアの育成を円滑に進めるためにも、ぜひ参考にしてください。
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目次
エンジニアにコミュニケーション能力は必要不可欠
エンジニアは1人で黙々と作業をするイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし、エンジニアにはコミュニケーション能力も必要です。
コミュニケーション能力とは
コミュニケーションは、ラテン語の「communis(コミュニス)」を語源とする言葉です。
共有や共通という意味があります。
コミュニケーション能力とは、相手と意思疎通を図るための能力のことです。
コミュニケーション能力を高めるためには「伝える・理解する・空気を読む」という3つの能力を向上させることが大切です。
コミュニケーションはエンジニアの重要な業務
エンジニアは、プログラミングをはじめとする専門的な技術やスキルが重宝される職業ですが、業務ではコミュニケーション能力も重要とされています。
コミュニケーション能力があると、業務を円滑に進められるため成果につながります。
また、コミュニケーション能力を活用することで、クライアントの要望を引き出しやすくなるでしょう。
何故エンジニアにコミュニケーション能力が必要なのか
エンジニアにコミュニケーション能力が必要とされているのはなぜなのか、理由が気になる人も多いでしょう。
ここでは、エンジニアの業務にコミュニケーション能力が必要とされる理由を解説します。
エンジニアの仕事は協力が重要
エンジニアの仕事は、パソコンに向かって黙々と1人で作業をする場合もありますが、複数のエンジニアと協力して業務を進めるケースも少なくありません。
たとえば、1つのシステムをチームで構築するプロジェクトでは、数人のエンジニアが分業で作業を進めます。
エンジニアの仕事は1人で完結する場合よりも数人で行うケースが多いため、チームワークが求められます。
クライアント対応もエンジニアの仕事
エンジニアは、クライアントと直接やりとりをして要望を引き出す役割を担っています。
クライアント対応を円滑にするためには、さまざまなコミュニケーション能力が必要です。
コミュニケーションをとってクライアントと良好な関係を築くことができれば、トラブルが起きた際に問題の解決をスムーズに進められます。
エンジニアに必要なコミュニケーション能力
エンジニアが業務を進めるうえで求められるコミュニケーション能力として、次の4つが挙げられます。
正確な理解力
理解力とは、相手が伝えようとしている情報を正確に読み取る能力のことです。
理解力が向上すると、相手は自分に何を求めているのかを把握しやすくなります。
正確な理解力を習得するためには思い込みや偏見を手放したうえで、相手の話をまっすぐ受け取ろうとする心持ちで話に耳を傾けることが大切です。
他者との信頼構築力
エンジニアの仕事は1人で黙々とこなす作業よりも、数人のエンジニアと協力してプロジェクトを進める場合が多いため、信頼関係を構築する能力が求められます。
同じプロジェクトに携わるメンバーやクライアントとの信頼関係を築ければ、意思の疎通を図りやすいので業務効率を上げられます。
また、相手の本音を引き出しやすくなるでしょう。
人を動かす提案力
提案力とは、相手の要望を理解したうえでアイデアを提案し、相手に受け入れてもらう能力です。
アイデアを相手に受け入れてもらうためには、自分や相手にもプラスになるアイデアを考え、納得できるメリットを提示する必要があります。
提案力を高める方法として、プレゼンテーションスキルを磨くトレーニングもおすすめです。
合意を得る交渉力
交渉力とは、自分と相手の意見を調整して互いに納得できる妥協点を見つけ、相手に受け入れてもらう能力です。
エンジニアは納期や仕様の変更・修正などの相談が必要になった場合に、クライアントと交渉して合意を得なければならない場面も少なくありません。
相手の合意を得るためには双方が妥協できるポイントを見極め、相手に納得してもらうことが大切です。
コミュニケーション能力のあるエンジニアのメリット
コミュニケーション能力の高いエンジニアがいると、以下のメリットが得られます。
クライアントのニーズを把握できる
コミュニケーション能力があるエンジニアがいれば、クライアントのニーズを正確に把握できるようになります。
クライアントのニーズに合わせた提案ができるので満足度を高められます。
クライアントの満足度が高まれば、自社への信頼が高まって不満が出にくくなるので、長期的な関係を継続できるでしょう。
アイデアが生まれやすくなる
コミュニケーション能力の高いエンジニアは、何気ない会話をヒントにアイデアを生み出すことも可能です。
仕事に関する会話以外にリラックスしているときの会話が生まれやすく、新しいアイデアにつながる場合があります。
聞き流しそうな一言からクライアントのニーズをつかむこともできるので、サービスの質の向上に役立ちます。
管理職としての適性を獲得できる
コミュニケーション能力の高いエンジニアは、プロジェクト管理やメンバーの育成を担う管理職としての適性を備えています。
管理職がプロジェクトを成功に導くためには、メンバーはもちろん他部署や部門との連携が欠かせません。
コミュニケーション能力が高いエンジニアは他者との信頼関係の構築や提案力、交渉力に優れているため次世代の管理職の候補になります。
コミュニケーション能力を見極めるポイント
コミュニケーション能力の高さを見極める主なポイントは、次の6つが挙げられます。
報連相が問題なくできる人材か
報連相は業務上のコミュニケーションの基礎であり、コミュニケーション能力を高めるうえで習得すべきスキルです。
採用候補者のコミュニケーション能力を見極める場合は、面接時に報連相に関する質問を取り入れましょう。
たとえば
「社内のコミュニケーションを円滑にするには何が重要だと思いますか」
「日々の報連相で何を大切にしていますか」
などの質問がおすすめです。
適度にオウム返しができているか
相手の言葉を繰り返す意味があるオウム返しは、相手に肯定的な印象を与えるうえで効果的な手法です。
オウム返しは、バックトラッキングとも呼ばれることがあります。
多すぎず少なすぎない頻度でオウム返しを自然にできる人は、傾聴力が高い人材といえるでしょう。
傾聴力が高いと相手の話をまっすぐに受け取れるため、コミュニケーションによって信頼関係を築きやすくなります。
要点から話せるか
要点を最初に伝え、相手が理解しているか判断してから詳細を補足するように話せる人ほど、コミュニケーション能力が高いとされています。
要点や結論を後回しにして詳細から説明すると、話の意図や目的がつかめないので理解を得にくくなるでしょう。
要点や結論から話し始めることで聞き手はどのような話が始まるのかがわかり、話を聞く心構えができるため理解しやすくなります。
関心をもって話を聞くことができるか
相手に関心をもって話を聞ける人は、コミュニケーション能力が高い人です。
相手の立場や視点から考えることで、話の意図や目的を把握しやすくなります。
相手に関心をもっているか見極める場合は、話す人の顔を見ながら聞いているか、うなずいたり相づちを打ったりしながら聞いているかを確認しましょう。
普段から他者を観察する習慣をつけることで、観察力を鍛えられます。
会話をする際に否定から入っていないか
コミュニケーション能力の高い人は、否定から入らずに相手の話に耳を傾けることを大切にしています。
会話の最初から否定的な意見を言ったり姿勢を見せたりすると、相手は話を聞く気がないと理解して心を閉ざしてしまう可能性があります。
スムーズなコミュニケーションを取るためには、どのような意見でも受け止めてから自分の意見を述べるようにしましょう。
柔らかい表情で会話できるか
コミュニケーション能力の高い人は、柔らかい表情をして会話ができる人です。
表情が怖いと相手に不安を感じさせやすく、スムーズなコミュニケーションが取りにくくなります。
コミュニケーションをスムーズにするためには話の進め方や内容も重要ですが、相手が話を聞きやすい表情でいることも大切なポイントです。
まとめ
エンジニアもコミュニケーション能力の向上が必要です。
コミュニケーション能力が高ければクライアントと信頼関係を構築できるため、ニーズに合わせた提案や交渉を行えます。
プロジェクト管理やメンバー育成の適性もあるので、管理職の候補に推薦できるでしょう。
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この記事を書いた人
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パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点
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