新入社員に必要なIT研修とは?盛り込むべき内容や選び方のポイントを解説

人材育成 2023.12.06

こんにちは。「TECH PLAY ACADEMY」ライターチームです。

近年は、新入社員研修にIT研修を組み込む企業が増えています。
ITを活用する事業は年々増えつつあるため、自社の発展にはITスキルに長けた人材が欠かせません。

この記事では、IT研修について、重要性やおすすめの研修プログラム、IT研修を選ぶときのポイントなどにも触れつつ解説します。
ぜひ、参考にしてください。

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新入社員研修について

新入社員研修は、すべての新入社員を対象に行われます。
新入社員研修の目的や、一般的なプログラムを解説します。

新入社員研修の目的

新入社員研修の主な目的は、新入社員の意識改革と、業務に必要なスキルの獲得です。
新入社員の意識改革が必要な理由は、仕事に責任を持って取り組んでもらうためです。
責任感が芽生えた新入社員は、経営理念やビジョンを理解して、主体性のある行動を取れるようになります。

また、業務に必要なスキルとして、新入社員研修ではマナーや基本的なビジネススキルを指導します。

新入社員研修の一般的なプログラム

一般的な新入社員研修のプログラムでは、以下の知識やスキルを取り入れています。

・ビジネスマナーの理解

・コンプライアンスの理解

・ビジネス文書の作成スキル

・プレゼンテーションスキル

・ロジカルシンキングスキル

・タイムマネジメントスキル

ビジネスマナーやコンプライアンス、ビジネス文書の作成スキルは、どの職場でも押さえておきたい基本的なビジネススキルです。
ビジネススキルの基本を押さえると、慣習や法律を守り、周囲とスムーズにコミュニケーションを取って働けます。

プレゼンテーションスキルとは、自分の考えを分かりやすく伝えることです。

ロジカルシンキングスキルとは、論理的に物事を考えることです。

個々のプレゼンテーションスキルとロジカルシンキングスキルを磨くと、組織全体の課題解決力を向上させられます。
また、効率よく、締め切りや納期を守って働くには、タイムマネジメントスキルが必要です。

このような内容に加え、近年は新人研修にIT研修を取り入れる企業が増えています。
IT研修を取り入れる狙いは、DX化に対応できる人材の育成です。
新入社員のうちからITスキルの重要性を理解して学んでおくと、将来的にITを活用して企業を発展させる人材へと育ちます。

新入社員に向けたIT研修とは?

IT研修とは、インターネットにつないで利用するツール(ITツール)の操作方法や、インターネットに関する知識を学ぶ研修です。
ここでは、新入社員に向けたIT研修の目的と、メリット・デメリットを解説します。

新入社員を対象としたIT研修の目的

新入社員を対象としたIT研修の目的は、以下のとおりです。

・現場で役立つITスキルの習得

・企業全体でのITスキルの共有

・ITリテラシーの習得によるセキュリティ意識の向上

基本的なITスキルを学んだ新入社員は、どの現場に配属してもITツールを使って働けます。
また、知識のなさから生じるセキュリティリスクを避けるためにも、新入社員のうちからITスキルを身につけさせることが大切です。

IT研修のメリット・デメリット

新入社員研修にIT研修を取り入れると、ITに対する苦手意識を緩和できます。
研修の結果ITが積極的に活用されるようになれば、業務効率化につながります。

一方で、IT研修の準備には時間がかかるため、研修担当者に負担がかかりすぎないように配慮しましょう。
また、実際の業務に対してIT研修のレベルが高すぎると、指導した内容がムダになる恐れがあります。

新入社員に向けたIT研修の重要性

新入社員研修にIT研修を取り入れる重要性を解説します。
ITスキルやITリテラシーを、新入社員の段階から習得させましょう。

ITスキルはビジネスの基本となる

近年のビジネスには、ITスキルが必須です。
IT研修では実際に企業で導入しているITツールの使い方を指導するため、研修後にスムーズに働けます。

ITツ-ルを活用すると、業務効率化が可能です。
また、ITツールにより多角的な視点で考えられるようになると、新しいアイデアが生まれる可能性が高まります。

ITリテラシーの重要性が高まっている

ITリテラシーとは、ITを理解して適切に活用することです。
近年のビジネスでは、ITリテラシーや情報セキュリティの重要性が高まっています。

IT研修プログラムの内容によっては、セキュリティリスクを低減する方法や、トラブルへの対処法といった、実用的なITリテラシーを学べます。

社会全体でIoT化が進んでいる

社会全体がIoT化しており、IT関連以外の企業にもITスキルが求められます。
現在ITに直接関係ない業務をしている企業でも、事業の方向性が変わることで、ITスキルが必要となる可能性は大いにあります。
企業の存続のためにも、IT研修を導入することをおすすめします。

おすすめのIT研修プログラム

多くのIT研修プログラムがありますが、なかでもニーズの高い内容を押さえておきましょう。
おすすめのIT研修プログラムを紹介します。

ITリテラシー

ITリテラシーは、IT研修の基礎となるプログラムです。
ITリテラシーでは、セキュリティを守ってITを活用する方法や、通信技術に関する知識、正しい情報を判断する方法を学びます。
ITリテラシーで学んだ内容を組み合わせると、ビジネスに必要なITスキルを習得できます。

インターネットビジネス理論

インターネットビジネス理論では、近年のインターネットビジネス全体を俯瞰し、ビジネスモデルやマーケティング手法から、関連法規、インターネットの仕組みや技術まで幅広く学びます。
インターネットビジネス理論を学ぶと、インターネットをビジネスに活用する方法をイメージできるようになります。

ビッグデータの分析

ビッグデータの分析も、新人研修におすすめのプログラムです。
ビッグデータに注目する企業は年々増えており、競合に遅れを取らないためには従業員のスキルを高める必要があります。
ビッグデータの分析では、データベースを分析する手法や、マーケティングやデータマイニングへの役立て方などを学びます。

Webデザインスキル

業種によっても重要度は変わりますが、Webデザインスキルもおすすめのプログラムといえます。
Webデザインスキルでは、HTML5・CSS・JavaScript などのプログラミング言語、PhotoshopやIllustratorなどのツール、UI/UXについて学べます。
見やすく操作しやすいWebデザインについて、新入社員に学んでもらいましょう。

エンジニアスキル

エンジニアスキルも、業種によってはIT研修に取り入れたいプログラムです。
エンジニアスキルでは、システム開発やWebサーバーの構築方法を学びます。
取り扱うプログラミング言語は各企業で変わりますが、汎用性が高いJavaや、サーバーサイドで機能するPHPなどが人気です。

IT研修の実施時期・期間

IT研修の実施時期・期間は、計画的に設定する必要があります。
新入社員に向けたIT研修の実施時期・期間を決めるポイントを解説します。

新入社員に向けたIT研修の実施時期・期間

一般的に、新入社員に向けたIT研修は、ビジネスマナーや社会人としての基礎スキルを学んだ後に実施しましょう。
実施期間は、研修に盛り込む内容の難易度や分量に応じて調整するべきです。

また、座学のみのIT研修では、形式的なものになってしまうかもしれません。
ある程度余裕のある日程を組み、実践的な内容も取り入れましょう。

IT研修を選ぶポイント

社内では効果的なIT研修を開催できそうにないと感じるときは、外部のサービス利用も検討しましょう。IT研修を選ぶポイントを解説します。

研修内容が新入社員のレベルにマッチしているか

新入社員のレベルにマッチしているIT研修を選びましょう。
知識や経験と研修内容に大きな差があると、学習内容が身につきにくくなります。
難しさに辟易して、モチベーションが低下する新入社員が出てくるかもしれません。

失敗を防ぐには、研修前に新入社員のスキルレベルを確認してください。
新入社員のスキルレベルにバラつきがあると感じる場合は、個々に合わせた研修も検討しましょう。

実践を重視した研修か

実践を重視したIT研修がおすすめです。
上述のとおり、座学で知識を覚えるだけのIT研修では、現場で通用しない可能性があります。
特にプログラミングに関しては、手を実際に動かさないと習得が困難です。

パーソルイノベーションが提供する「TECH PLAY Academy」のIT研修は、「現役エンジニアから学ぶ実践主義の研修」がコンセプトです。
ただカリキュラムをこなすのではなく、アウトプットとフィードバックを重視し確実に実務につなげる内容がポイント。
研修内容としても、貴社の課題にあわせたオーダーメイドのカリキュラムをご提供します。
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サポートが充実しているか

研修前・研修中・研修後、それぞれの工程でサポートを受けられるIT研修が理想的です。
研修前のサポートには、アセスメントやマインドの醸成があります。
研修中には、研修に関するサポートや、新入社員のメンタルやモチベーションのケアもしてくれます。

加えて、定量・定性的に研修の修結果を報告してくれるIT研修なら申し分ありません。
研修結果は、受講後のアンケートや、個人・全体の最終評価結果をもとにまとめてくれます。

必要となる言語の研修か

IT研修でプログラミング言語を扱う場合は、実務で必要になるものを選びましょう。
JavaやRuby、C言語など、プログラミング言語の種類はさまざまですが、汎用性や難易度、特徴などを比較すると自社に必要な言語を絞り込めます。

並行して複数のプログラミング言語を学ばせると、新入社員が混乱する恐れがあります。
最初は1つのプログラミング言語に絞って、学習効率を高めましょう。

まとめ

新入社員研修にIT研修を取り入れると、近年のビジネスに欠かせないITスキルを習得させられます。
外部のIT研修を選ぶ際は、研修の内容やレベル、サポ-トの手厚さなどを重視しましょう。

パーソルイノベーションが提供する「TECH PLAY Academy」では、「エンジニア研修」「DX人材研修」の2サービスを提供しています。
研修内容は、貴社の希望に合わせた完全なオーダーメイドで、実務につながる内容が特徴。
第一線で活躍する講師が研修を担当することで成果につなげます。

IT研修をお考えの人は、ぜひご検討ください。

この記事を書いた人

TECH PLAY BUSINESS

パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点

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