新人エンジニアの効果的な教育方法は?具体的なコツやカリキュラムの作り方について紹介!

人材育成 2023.07.07

こんにちは。「TECH PLAY Academy」ライターチームです。

新人エンジニアをどのように教育すればいいかを悩んでいる、または新人エンジニアを育成するために、効果的な方法はあるのか知りたい企業担当者は少なくないでしょう。
この記事では、エンジニアの新人教育について解説します。
新人エンジニアを教育するための具体的な方法や注意点、研修カリキュラムの作り方などについても解説しますので、参考にしてください。

▶エンジニア / DX人材のリスキリングに役立つ資料を無料でダウンロードいただけます

実務で活かせるDX研修設計のコツのバナー

新人エンジニアの主な教育方法

新人エンジニアの主な教育方法について解説します。

社内での研修

新人エンジニアの主な教育方法として、まず社内で用意した研修やカリキュラムを用いる方法が挙げられます。
社内で研修を実施する利点は、会社の方針や独自のシステムに合わせた教育がしやすいことです。
また、方針変換や業務に関する新しい手順を導入する際も対応しやすいでしょう。

一定期間社内での研修を続けているとノウハウが積み重なり、効率的かつ精度の高い新人教育につなげられる可能性があります。

社外での研修

エンジニアの研修を行っている社外のサービスを利用することも、新人エンジニアを教育する方法の1つです。
研修を専門とした業者による教育なので、社内のノウハウや研修体制を問わず教育が行え、一定の成果を見込めることがメリットです。

ただし、社内の研修に比べて柔軟性が低い、独自のシステムに合わせた教育がしづらいなどのデメリットもあります。

担当を付けてOJT実施

実績と経験が豊富な人材が社内にいれば、新人エンジニアを教育するための担当となってもらい、OJTを実施する方法もあります。
OJTとはOn the Job Trainingの略称で、担当者が仕事に必要な知識やスキルを実際の業務中に新人へ教えることです。

エンジニアは専門的な技術や知識が求められる場合が多いため、実践しながら研修を進められるOJTの形式は合っているといえます。

教育内容の具体例

新人エンジニアの教育内容には、主に以下のようなものがあります。

ITリテラシー

新人エンジニアの教育内容として挙げられるのが、情報管理の重要性や情報漏洩のリスクなど、ITに関するリテラシーを教えることです。
企業内のITが関連している業務の仕組みや、ITトラブルが発生した場合の具体的な損害の例などを交えると理解度の向上につながり、リスクを減らすことにも役立ちます。

専門業務スキル

エンジニアとして活躍してもらうためには、専門の業務スキルを習得させることが必須です。
しかし、前職で同じようなスキルを習得済だったり、予め知識を持っていたりするなどの下地がないと専門の業務スキルを覚えることは難しいでしょう。

そのため、新人には一気に教えるのではなく、社内で使われている技術を順番に教えて、1つずつステップアップさせることが大切です。

新人教育のコツや注意点

新人教育のコツや注意点について解説します。
効果的な教育のために参考にしてください。

指示はできるだけ具体的にする

新人へ指示を出したり業務を任せたりする際などは、指示や任せる業務の内容を曖昧にせず、具体的な手順や方法などもあわせて説明しましょう。
指示が一度で済むように心掛ければ、聞き直しや教え直しが減り、新人と担当者のどちらにとっても負担が減るため効率が良くなる可能性があります。

時間的な余裕を持たせる

内容の説明にかける時間や、担当してもらう業務を完遂するまでの時間を、余裕をもった設定にしておくことも新人教育のコツとして挙げられます。
説明を省いたり焦って業務を行ったりすると、理解度が下がってミスが起きたりスキルが身に付きづらくなり、結果的に効率が悪くなるためです。

過程や理由も合わせて説明する

機械的に手順や業務を教えるのではなく、過程や理由などの背景も含めて教えることが大切です。
曖昧な指示や業務内容だと、新人がやるべきことを理解しきれずに再度聞き直す手間が発生します。
勘違いしたまま業務を進めてしまい、誤った成果を出してしまう懸念もあります。
そのため、説明に時間がかかったとしても、結果的には効率が良くなりやすいでしょう。

教える側から声をかける

教える側から声をかけることを意識すると、効率的かつ良い新人教育につながります。
特に、業務に関する質問や確認などは新人側からは声をかけづらい場面が多いため、教える側から積極的に声をかけてコミュニケーションを図り、ケアを行うことが大切です。

研修カリキュラムの作り方

研修カリキュラムの作り方について解説します。

目標を設定する

カリキュラムが終わった後に、研修を受けた新人の技術力や知識などがどのレベルまで到達するのが好ましいかを決めます。
やみくもに教育を施すよりも、目標から逆算して業務や技術、知識などを教える方がペースをつかみやすく効率的になりやすいからです。

目標は感覚で設定するのではなく、将来的な企業としての方針や数年後の情勢なども予測して、具体的かつ詳細に決めることが大切です。

新人の現状を把握する

研修カリキュラムを作る前に、新人がどんなスキルを持っているか、企業が求めるスキルで足りないものは何かを把握することが大切です。
新人がすでに知っている知識や習得しているスキルを再度教えても、新人にとっては再確認となるだけで新たな知識やスキルを身に付けられず、研修としての効果が薄くなります。
新人のスキルの現状を把握することで、二度手間になることを防止できます。

カリキュラムを作成する

目標や新人の現状などの情報を把握、確認することができたら、カリキュラムの作成に取り掛かります。
スキルは進捗を細かく分け、習得の難易度や次の研修内容を考慮したうえで、それぞれに優先度を振り分けましょう。

スキルによって最適な方式が異なるため、研修やOJTなどカリキュラムを実施する方式を決めることも大切です。
できる限り細部まで詰めて作成すると、後々にカリキュラムを使用する際に効果を発揮しやすくなるでしょう。

フィードバックの場を設ける

できるようになった業務や習得したスキル、改善点の把握などカリキュラムの進捗が確認できる機会や、フィードバックの場を設けることがおすすめです。
フィードバックをすることで、教育する側は研修が上手く進んでいるかを把握できます。
また、新人自身も成長を実感しやすくなり、モチベーションの向上にもつながるでしょう。

進捗が遅い部分や上手くいっていない部分が分かれば、改善のためのアプローチを考える機会にもなります。

状況に合わせて適宜修正する

カリキュラムが完成したとしても、企業の方針や世情に合わせて内容を適宜修正していくことが大切です。
特に、エンジニアの業務領域では新しい技術の登場や変化などが起こりやすく、企業を取り巻く情勢が変わりやすいため、適宜カリキュラムの内容は更新していきましょう。

また、個人単位でも進みが早かったり覚えが良い場合は、進捗の速さを上げたり一度に教える量を増やしたりします。
逆に、進捗が遅い場合は教育にかける時間を増やすなど、個人の能力に合わせて柔軟に対応することも大切です。

教育には良い研修が必要

企業にとって価値の高いエンジニアを教育するためには、質の良い研修が欠かせません。
研修カリキュラムの作成や実際に研修を実施するには、充分な人手やノウハウが必要不可欠です。
しかし、企業によっては、自社だけで完結することが難しい場合もあります。

そのような場合は、「TECH PLAY Academy」のようなオーダーメイド型の研修がおすすめです。
現役のエンジニアが講師を担当してくれたり、求める人材像や育成ゴールに応じたカリキュラムを提供してくれたりするため、効果的に人材を育成することが可能になります。

まとめ

新人エンジニアの教育方法の種類、教育内容の具体例やコツ、注意点などを紹介してきました。
新人エンジニアを育成するには研修やOJTが重要です。
しかし、良質なエンジニアを教育するための研修カリキュラムの作成や、教育担当の人員確保など、実際に研修を行うにはハードルが高い場合も多いでしょう。

「TECH PLAY Academy」では、シリコンバレーの現役エンジニア監修のカリキュラムで、エンジニアの育成を成功させるための研修を支援しています。
「実践者から学ぶ、実践型育成プログラム」をコンセプトに、専任のプランナーが企業の課題に合わせてオーダーメイドの研修カリキュラムを設計。
わずか3ヶ月で即戦力となるエンジニアを育成いたします。

エンジニアの育成をお考えのご担当者様は、ぜひご相談ください。

>>>TECH PLAYのエンジニア育成のサイトを見てみる

この記事を書いた人

TECH PLAY BUSINESS

パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点

よく読まれている記事

\「3分でわかるTECH PLAY」資料ダウンロード/
事例を交えて独自のソリューションをご紹介します。

【無料お役立ち資料】実務で活かせるDX研修設計のコツ

よく読まれている記事

「3分でわかるTECH PLAY」
資料ダウンロードデジタル人材の育成課題を解決するソリューション・事例を豊富に掲載