優秀なエンジニアを採用するには?成功のポイントや手法、活用できるサービスを紹介

人材採用 2023.07.04

こんにちは。「TECH PLAY Branding」ライターチームです。

企業では、エンジニア不足が加速化しており、エンジニアの確保が課題の1つです。
しかし、IT人材は不足傾向にありエンジニアの採用は難しいといわれています。

この記事では、エンジニア採用の現状や課題、エンジニアの採用を成功させるポイントや手法を解説します。

エンジニア採用に活用できるサービスも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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エンジニア採用の現状

エンジニア採用の現状はどのようになっているのでしょうか。
ここでは、エンジニア採用の現状を解説します。

エンジニアは不足傾向

経済産業省のデータによると、2030年には最大で約79万人ものIT人材が不足するといわれており、今後もエンジニア不足は加速化すると考えられるでしょう。

エンジニアの需要に供給が追いついていないため、優秀な人材を採用することは難しい状況にあります。

IT 人材需給に関する調査 調査報告書|経済産業省

エンジニア採用の課題

エンジニア採用にはどのような課題があるのでしょうか。
ここでは、4つの課題について解説します。

エンジニアの需要拡大

エンジニアの需要は高く、Web業界やIT市場におけるエンジニア需要は拡大傾向にあります。
技術の進化やITが広く普及したことにより、IT分野は事業拡大を続けているため、それに伴いニーズも増えているという現状があります。

需要に対する人員不足

前述したように、エンジニアの需要は拡大を続けています。

一方、エンジニアの数は不足している状況です。

パーソルキャリアによる調査によると、ITエンジニアの求人倍率は10倍を超えています。
需要に対して人員が不足しており、エンジニアの採用は難しくなっています。

転職求人倍率レポート(2023年3月)|  パーソルキャリア株式会社

IT技術の移り変わり

エンジニアの業務では、技術の移り変わりが激しいという特徴があります。
IT技術の進歩は目ざましく、IT業界では常に最新のスキルが必要です。

一方、エンジニアのスキルが自社の求めるレベルに追いついていないという点は、大きな課題の1つであるといえるでしょう。

採用担当の知識不足

企業の採用担当者にIT知識がないことも少なくありません。
そのため、必要とするエンジニアの採用が難しいという課題があります。
採用段階で応募者のスキルを見極めることが難しく、ミスマッチが生じやすくなっています。

エンジニア採用の手順

エンジニアを採用するには、3つのステップを意識することが重要です。
ここでは、エンジニア採用の手順を詳しく解説します。

採用計画の立案

まずは、採用計画を立てましょう。
事業成長に必要なエンジニアの人数を検討します。
採用計画は1年などの短期的なものだけでなく、1年・5年・10年後というように長期的な目線で立てることが重要です。

人材要件の決定

エンジニアと一口にいっても、さまざまな種類があります。
そのため、自社が求める人材のスキルや特性などについて洗い出しましょう。
経営課題の解決につながる人材の要件は何なのか、しっかりと検討することが大切です。

採用活動の実施

採用計画や人材要件を決定したら、採用活動を実施します。
ミスマッチを防ぐために、採用担当だけではなく現場スタッフの協力を得るとよいでしょう。
採用担当と現場のエンジニアが協力し、同じ目線で採用活動に取り組むことが大切です。

エンジニア採用に利用できるサービス

エンジニア採用で利用できるサービスは複数あります。
ここでは、7つのサービスについて解説します。

求人サイト

求人サイトとは、さまざまな求人広告が掲載されているサイトです。

求人サイトには、求人広告を掲載する際に費用が発生する掲載広告型課金と、採用が決まった際に費用が発生する成功報酬型課金があります。

コストを抑えやすい、多くの求職者の目に留まりやすいのは大きなメリットですが、大手に応募が集まりやすい点はデメリットです。

転職エージェント(人材紹介)

転職エージェントとは、エージェントに求める人物像を伝えて、登録者のなかから条件に合致した人材を紹介してもらうサービスです。

エージェントによって得意分野や得意な業界が異なります。自社が必要とする人材を採用しやすいという利点がある一方、採用時にかかるコストが高い、社内ノウハウが蓄積しにくいという点は難点です。

ダイレクトリクルーティング(スカウトメール)

ダイレクトリクルーティングとは、求人データベースのなかから自社が求める人材を探して、企業から直接求職者にスカウトメールを送る方法です。
コストを抑えて採用できる、自社が求める人材にアプローチできるなどのメリットがあります。
ただし、自社で人材を探してアプローチするため手間がかかり、採用ノウハウも必要となります。

人材派遣サービス

人材派遣サービスとは、派遣会社から労働者を派遣してもらう方法です。
労働者が派遣会社に登録し仕事が発生した際に雇用契約を結ぶ登録型派遣、派遣会社と労働者が契約期間を設けずに契約を結ぶ常用型派遣、派遣先会社に直接雇用される前提の紹介予定派遣の3種類があります。
必要な期間だけ労働力が得られるというメリットがありますが、業務や就業期間に制限がある点はデメリットです。

副業・業務委託マッチングサービス

副業・業務委託マッチングサービスとは、企業がインターネット上で不特定多数に、業務を発注する業務形態です。
正社員雇用と比べると、面接や契約に関する専門的な業務の手間がかかりません。応募があれば、業務開始まで短期間で処理できます。

デメリットとしては、期日や業務内容を区切って人材を募集するため、長期採用が難しい点です。また先述のSNSと同様に、候補者のスキルに差がある可能性にも、注意が必要になります。

リファラル採用(縁故採用)

リファラル採用とは、自社で働く従業員の友人や知人からの紹介を受けて、採用選考を行う方法です。リファラル採用のメリットは、採用コストが抑えやすい、転職潜在層にアプローチしやすい、自社が求める人材を獲得しやすいなどです。
ただし、従業員からの紹介のため不採用にしにくい、不採用になった場合、従業員の人間関係に悪影響を与える可能性もあります。

自社イベントの開催

エンジニアの採用市場は求人倍率が10倍を超えるレッドオーシャンです。
転職したいと思っている層に向けたアプローチだけでは優秀な人材の確保は難しいでしょう。
また、優秀な人材ほど雇用条件だけでなく、組織の技術力や文化、取り組みなどを重視する傾向にあります。

そのため、転職潜在層に自社の技術や組織の魅力を伝えられる自社イベントの開催は効果的です。

エンジニア採用の成功ポイント

エンジニア採用を成功させるには、ポイントを押さえることが重要です。
ここでは、エンジニア採用を成功させる5つのポイントを解説します。

複数の採用チャネルを活用

前述したように、エンジニア採用に際に利用できる方法は複数あります。
エンジニア採用を成功させたい場合は、1つのチャネルだけでなく複数の採用チャネルを活用するとよいでしょう。
採用チャネルを増やすことで幅広い層にアプローチできます。

また、活用するチャネルを選ぶ際は、希望する人材が多く集まるチャネルを選定するようにしましょう。

募集要件を緩和する

募集要件の見直しも重要です。
エンジニアの募集条件が厳しすぎると、合致する人材が少なくなってしまい、求職者が集まりにくくなります。
そのため、入社後の育成を前提とするとよいでしょう。募集要件を緩和することで合致する人材が増え、応募数や採用数の増加につながります。

求人内容の魅力化

求人内容を魅力的にすることも重要です。
例えば、自社のエンジニアとして採用された人材へのヒアリングを行いましょう。
自社を選んだ理由や求人内容、面接などについて詳しくヒアリングし求人内容をブラッシュアップすることで、採用活動に役立てることができます。

また、採用者にヒアリングすることで、気づけていなかった自社の魅力発見につながるケースもあり、効果的なアプローチができるようになる可能性もあります。

転職顕在層だけでなく転職潜在層へもアプローチする

転職を考えている転職顕在層の奪い合いは激化しています。
そのため、現職に不満があっても転職していない、現状を受け入れて動かないというような転職潜在層に対していかにアプローチするかが重要です。
転職潜在層にアピールする際は、エンジニアの数を増やすことを重視するのではなく、社内でどのような仕事があり何を任せたいのかを明確にして、アプローチするとよいでしょう。

適切なアプローチを行いたい場合は、外部サービスを検討することもおすすめです。

採用ブランディングを強化する

採用ブランディングとは、自社で働きたいという人を増やすための手法です。
企業の認知度や求職者の入社意欲を高めるために、企業を戦略的にブランド化し他社との差別化を図ります。
求める人物像や採用コンセプトを明確にし、採用サイトやSNSなど自社に合った発信媒体で積極的に発信しましょう。
全社を挙げた取り組みが必要で、結果が出るまでは時間がかかりますが、採用コスト削減や企業認知度の向上、質の高い応募者の確保などが期待できます。

エンジニア採用後のポイント

エンジニア採用後には、自社に定着してもらえるようにすることも大切です。
ここでは、エンジニア採用後のポイントを2つ解説します。

採用後のフォロー

エンジニアの採用では、入社後のフォローも重要です。
せっかく採用してもすぐに離職されてしまったのでは採用コストが無駄になってしまいます。
採用後のフォローとしては、オンボーディングの実施が挙げられます。
オンボーディングとは、採用した従業員が帰属意識を持ち早期に結果を出せるようにサポートすることです。
例えば、メンターとなる先輩従業員をつける、入社後定期的に人事面談を実施する、入社後短期的なスケジュールを提示して達成・未達成を確認するなどの取り組みが挙げられます。

働きやすい環境作り

エンジニア不足の解消には、離職率を下げることも重要です。
離職率を下げるために労働環境を整え、働きやすい職場づくりを行いましょう。
例えば、リモートワークを導入する、フレックス制などの柔軟な働き方を認める、自己学習できる環境を整備するといった取り組みがあります。
働きやすい環境整備をすることで、定着率向上につながります。

まとめ

エンジニアは不足傾向にあり、転職顕在層の奪い合いは激化しています。

エンジニア採用の手段は複数ありますが、エンジニア採用を成功させるためには、採用ブランディングの強化や転職潜在層へのアプローチなどが必要です。

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自社プラットフォーム「TECH PAY」に登録する24万人以上のエンジニア・デジタル人材に向けて、自社の技術組織の魅力を伝えるイベントや広告を使ったアプローチが可能です。
すでにレッドオーシャンとなっているエンジニア転職市場において、転職潜在層へアプローチできる数少ないサービスの一つです。

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この記事を書いた人

TECH PLAY BUSINESS

パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点

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