エンジニア採用における母集団形成とは?4つのステップを紹介
こんにちは。「TECH PLAY Branding」ライターチームです。
ITエンジニアの不足、DX化の急速な推進により、いまやエンジニアを始めとしたデジタル人材の採用倍率は、10倍前後とも言われています。
エンジニアの求人を出しても、応募が来ない、面接までたどり着けない、という課題に困っている採用担当の方も多いのはないでしょうか。
そのような状況において、エンジニア採用での「母集団形成」に取り組み成果につなげている企業が増えています。
この記事では、エンジニア採用においての母集団形成にどう取り組むべきかを解説します。
自社の開発組織の取組を知ってもらい、興味を持ってもらうために、どのようなことを設計し、どのようなアクションが有効なのかをご理解いただける内容です。
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目次
母集団形成とは
本記事においては、エンジニアを採用するプロセスの中で、自社に応募してくれる候補者を増やす為に、興味をもっている状態の候補者と接点を持ち続ける、そのプールを作る為の取組を「母集団形成」とおいています。
「リクルーティング」=実際の採用プロセスとして応募をしてもらうフェーズ、の前段階で「ブランディング」と呼ばれるフェーズの取組です。
エンジニア採用における母集団形成の4つのステップ
①【企業を知る】
②【興味を持つ】
③【情報を集める】
④【接点を持つ】
が母集団形成における取組のステップとして上げられます。
それぞれのステップについて解説します。
①【企業を知る】どのようなコンテンツを作り、どうやってエンジニアに認知してもらうか
エンジニアに対する、ブランド認知を得るために取り組まれている代表的なものが、技術勉強会やオウンドメディアによるコンテンツ発信です。
エンジニアやIT人材が関心を持ち、オウンドメディアへの入り口となるような面白いコンテンツを作り、発信することで、ドメインや技術知識、取組と企業名が結びつくことを狙います。
技術情報をベースにしつつも、自社の技術を活用してどのようなサービスが運用されているのか、他社とどう協業をしているのか、どのようなことを目指しているのか、などを著名なエンジニアやとの対談等を通じて発信されています。
勉強会などのイベントも、エンジニアにとって有用な情報を発信することが出来、それ自体も候補者に自社のことを知ってもらうためのコンテンツとして送付するなど、採用プロセスとしても活用し、ストックすることが出来るため、よく利用されています。
②【興味を持つ】どのようなコンテンツを通じて、エンジニアの興味関心を醸成するか
一定の認知を獲得したのちには、興味関心を醸成するために、事業や業務の内容理解を深めるコンテンツが必要になります。「自分が入社した後は、何のために誰とどんな仕事を担うのか」をイメージしてもらえるかがポイントです。自社のミッションや価値観、仕事の進め方など「自社」にフォーカスし、事業の大義を明確に示し、共に歩むべき未来を理解してもらうことが重要です。
エンジニアを中心としたIT人材は、超売り手市場であることから、もはや給与や福利厚生だけではなく、企業の社会的意義や掲げるミッション、創造していく未来像への共感を求めるようになりました。共感を抱いてもらうためにも、これらをしっかりと明示することが大切です。
また、経営陣だけではなく、現場で働くエンジニアや、リーダークラスの人材に発信してもらうことで、これらのコンテンツを共感度高く読んでもらうことに繋がります。「だれが」その情報を発信することが一番共感度が高いのか、コンテンツを生成する際には検討しましょう。
③【情報を集める】エンジニアが知りたいと思う情報がオンライン上に掲載されているか
エンジニアを中心としたIT人材は、転職先を選べる立場であることから、事業内容、業務詳細、社内風土、チームメンバー、オフィス風景、給与と福利厚生などの社内情報が不透明な企業へは応募意欲が後ろ向きになってしまいます。
オウンドメディア内や、自社の採用ページ等で適したカテゴリー分けをしつつ、なるべく開示できる情報を充実させていくのが望ましいです。興味があるけれども、実際に応募しようか迷っている、面接進行中にもっと詳しいことを知っておきたい、といった候補者のイメージをもち、情報をストックさせていきましょう。
④【接点を持つ】どのようなコミュニケーションを通じて、興味を持ったエンジニアに応募をしてもらうか
母集団形成の取組のゴールは、双方にとって適切なタイミングで採用プロセスに進んでもらうことです。候補者が転職を検討し始める際に、自社を想起し応募してもらう、競合ではなく自社の内定を選んでもらう為に、選考プロセスをとおして、クリアな情報開示を行い、自社への理解、チームに入ることへの安心を提供することが重要です。
具体的な取り組みとしては、イベントに参加した方へのアンケートを通じて応募意向や連絡先をリストにし、定期的な情報提供を行うタレントプールの運用など、コミュニケーションマネジメントの取組が代表的です。
ブランディングの取組を通じて、外に伝える文化を作ることが母集団形成に繋がる
いずれの取組も、人事組織だけで行うことは難しく、開発組織、現場のエンジニアやキーマンとの連携が欠かせません。コンテンツを運用したり、届けたりすることは出来ますが、誰が話しているか、はエンジニアの感じる共感に強く作用します。
また、届けたいメッセージをキーマンと一緒に作り上げ、発信を続けていくことで、社内の共感を生み、社外の共感を作り出すことに繋がります。
こちらの記事でも解説していますが、現場開発組織のエンゲージメントを高めることが、結果としてよい発信に繋がり、ブランディングを形作っていきます。
TECH PLAYでは、約23万人デジタル人材が登録するプラットフォームの運用を通じ、イベントやオウンドメディアなどを活用した採用ブランディングのご支援を行っています。採用ターゲットとなるエンジニアに対して、どのような情報を発信すると参加が多く見込めるのか、共感を呼ぶコンテンツはどのようなものがよいのかなど、企画から運営までワンストップでご支援いたします。
エンジニアの母集団形成にお困りでしたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
下記から資料請求も可能です。
この記事を書いた人
TECH PLAY BUSINESS
パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点
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