エンジニアのポテンシャル採用とは?実施する際のポイントやメリットなども紹介!
こんにちは。「TECH PLAY Branding」ライターチームです。
昨今は1つの会社に留まり続けず、より良い条件で働くために転職する社会人が増えています。
反面、企業側も優秀な人材を確保するためにポテンシャル採用を導入していることも少なくありません。
この記事では、エンジニアのポテンシャル採用について、実施する際のポイントやメリットなどについて解説します。
エンジニアのポテンシャル採用について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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ポテンシャル採用とは
そもそもポテンシャル採用とは、どのような採用方法なのでしょうか。詳しく説明します。
現在のスキルよりも成長を重視する採用方法
ポテンシャル採用とは、求職者のスキルよりも意欲や人間性を重視する採用方法です。第二新卒も含む20~30代で、今後の大きな成長が期待できる若手がターゲット層となります。
エンジニアは経験やスキルが重視される傾向がありますが、ポテンシャル採用ではエンジニアとしての経験が浅かったり未経験だったりしても採用候補にできます。
今後成長して優秀なエンジニアになる見込みや素質があり、将来性のある人材を採用する手法です。
育成を前提としている
実務経験や習得しているスキルなどが重要視され、即戦力として活躍できる人材が求められるキャリア採用と異なり、自社での育成を前提としていることもポテンシャル採用の特徴です。
ポテンシャル採用で迎える人材は、採用した直後ではなく、将来的かつ長期間に渡って会社へ利益をもたらす素質が見込める人材を選ぶことが大切といえます。
さらに、優秀で即戦力となりえる人材はコストが高く、中小企業には財務的な圧迫も大きくなりがちですが、ポテンシャル採用なら低コストで済みやすいというメリットもあります。
流行している背景
エンジニアのポテンシャル採用が流行している背景について解説します。
求人倍率の上昇
エンジニアのポテンシャル採用が流行している背景として、IT・通信業界の転職求人倍率が上昇している状況が挙げられます。また、IT人材の絶対数自体が少なく、人手が不足していることも要因です。
しかし、デジタル関係の技術は年々発展しておりIT人材の需要も上がり続けているため、各社でIT人材の奪い合いが発生しています。
中小企業では従来の新卒採用だけでは人数が足りず、充分なエンジニアの数を用意できない状況に対応するべく、ポテンシャル採用を実施しているケースも多いようです。
採用方法の多様化
転職サイトなどのWebサービスの発展に伴い、新卒や中途を問わず採用方法が多様化したことで、ポテンシャル採用も流行していると考えられます。ポテンシャル採用では、即戦力ではない中途でも別業種の経験を活かせると思えば採用するケースがあります。
また、新卒でも学歴や学生時代の活動よりも、その人自身の素質や素養に着目することも多いようです。
このように、経験や実績だけではなく、将来性を見込んで採用を行う企業が増加傾向にあります。
育成コストの低減
良質な研修を提供しているWebサービスの充実やシステムの発展によりノウハウの蓄積や情報の共有が容易になりました。
人材の育成にかかるコストが低減したことが、ポテンシャル採用が流行している要因の1つです。人材の育成にはコストも時間もかかりますが、現在は優秀な即戦力であることを重視しなくても、コストに対して育成のリターンが見合う可能性が高くなっています。
そのため、企業もポテンシャル採用という選択肢が取りやすくなりました。
ポテンシャル採用のメリット
エンジニアのポテンシャル採用を行うメリットについて解説します。
最初期の育成を省ける
エンジニアのポテンシャル採用の対象となる人材は業界の経験者ではありません。
しかし、完全な新卒というわけではなく、一定期間以上の社会人経験がある場合も多くなっています。そのため、言葉遣いやメールのやりとりなど、最低限のビジネススキルは身に付けている場合がほとんどです。
社会人としての常識や働き方といった最初期の育成を行う手間が省けることが利点です。
自社の方針に合わせやすい
ポテンシャル採用で迎えた人材は、自社の方針に合わせやすく企業風土にも馴染ませやすい傾向があります。なぜなら、ポテンシャル採用の対象となる人材は20~30代を想定しているため、特定の企業への所属年数が少ない場合が多いからです。他社での所属年数が少ない分、前職での考え方や慣習から切り替えやすいといえます。
若い人材を取り込みやすい
ポテンシャル採用では20~30代の若年層である人材を取り込みやすく、社内の高齢化を緩和して長期的な企業の運営を支えるというメリットがあります。
また、全ての若い人材に当てはまるわけではありませんが、既存の慣習や観念に囚われない柔軟な発想が出やすい傾向にあるといえます。そのため、新たな体制やシステムの誕生などで組織全体の活性化に繋げられる可能性が高いでしょう。
企業のイメージアップに繋がる
企業のイメージアップに繋がることも、ポテンシャル採用を行う利点として挙げられます。新卒の一括採用だけではなく、中途での採用も柔軟に行っている企業は働き手から好印象となりやすいからです。
企業のイメージが上がれば、応募者が増えて優秀な人材を採用できる可能性も高まるため、ポテンシャル採用の実施は実利的な面でもプラスに働きます。
ポテンシャル採用のデメリット
多くのメリットがある反面、エンジニアのポテンシャル採用にはデメリットもあります。
主なデメリットについて解説します。
即戦力としての活躍を期待できない
ポテンシャル採用で迎える人材は一定期間の育成を前提としているため、即戦力として業務に貢献することは期待しづらいというデメリットがあります。
また、充分な戦力として活躍できるようになるまでの期間、OJTや研修の実施などで他の従業員への負担が増えることもデメリットです。
通常業務の効率や生産性が落ちる可能性も高く、企業として一定の体力が求められます。
能力が発揮できない場合がある
採用する人材を見誤ると、時間や手間をかけて育成しても充分な能力を発揮できず、戦力として活躍できない可能性があることも、ポテンシャル採用のデメリットの1つです。
育成にかかった時間やコストなどに対して、リターンが少ないと企業にとって痛手になります。そのため、ポテンシャル採用を実施する際は、人材の素質や将来性の見極めが大切です。
ポテンシャル採用を実施する際のポイント
エンジニアのポテンシャル採用を実施する際のポイントについて解説します。
社内での認識を統一しておく
いきなりエンジニアのポテンシャル採用を実施するのではなく、事前に社内での認識を統一しておくことが大切です。
人事と現場で採用する人材に対する認識が異なると、採用した人材をうまく仕事や現場で活用できない事態になりかねません。
ポテンシャル採用では、人材の実績や経歴といった明確な評価基準ではなく、素質や将来性といった曖昧な評価基準を用いて合否を決めます。そのため、採用の方向性や着目する点を明確にしておく必要があります。
多くの求人方法を用意する
エンジニアは絶対的な人材の数が不足していながら需要が高く、さまざまな企業が欲しているため競争率が高い職種です。
そのため、複数の求人方法を用意して応募数の増加を狙い、少しでも良い人材を採用できる確率を上げる必要があります。複数の転職サイトに求人を出したり、SNS上で情報を発信して応募を呼びかけたりしましょう。メッセージ機能を用いて直接声をかけるなど、多種多様なアプローチを心掛けると応募数を増やせます。
目標やキャリアが具体的な人材を選ぶ
採用した人材が、時間や手間をかけて育成しても充分な能力を発揮できず、優秀な戦力として活躍が望めなくなる可能性があります。
採用のミスマッチを防ぐための対策として、目標やキャリアが具体的な人材を選ぶことが重要です。
将来像が具体的な人材は、採用する側としても成長の見込みなどが判断しやすく、将来的に企業にとって有益な存在になる可能性も高いでしょう。
まとめ
IT人材の採用が激化する中、ポテンシャル採用は求職者の意欲や人間性を重視する採用方法です。
多くのメリットが見込める反面、採用する人材を見誤ると、時間や手間をかけて育成しても充分な能力を発揮できず、戦力として活躍できない可能性もあります。
eラーニングなどのツールでの育成だけでなく、自社の目的にあわせてカスタマイズ可能な研修を導入するなど、必要な対策をすることが重要です。
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この記事を書いた人
TECH PLAY BUSINESS
パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点
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