エンジニア採用代行とは?メリット・デメリット、選び方などを解説
こんにちは。「TECH PLAY Branding」ライターチームです。
企業にとってエンジニア採用が厳しさを増すなかで、エンジニア採用代行が注目を集めています。
この記事ではエンジニア採用代行の利用を検討する企業の担当者に向けて、エンジニア採用代行の概要やエンジニア採用の現状と課題、エンジニア採用代行のメリット・デメリット、選び方などを解説します。
ぜひ参考にしてください。
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目次
エンジニア採用代行の概要
そもそもエンジニア採用代行とは何なのでしょうか。
エンジニア採用代行の概要を解説します。
エンジニア採用代行とは
エンジニア採用代行とは、採用業務の一部や業務全体を請け負うサービスです。
採用代行は、別名RPO(Recruitment Process Outsourcing)とも呼ばれています。
日本のエンジニア人材不足は深刻な状況です。
特に経験やスキルが豊富なエンジニアの採用が難航しています。
この課題を解決するためのサービスとして、近年さまざまなエンジニア採用代行が登場しています。
採用のコア・ノンコア業務とは
採用業務は、コア業務とノンコア業務に大別できます。
コア業務とは、採用戦略の設計や面接など、企業を深く理解していないと困難な業務です。
一方でノンコア業務とは、問い合わせへの対応や応募者との日程調整など、企業をそれほど深く知らなくてもできる業務を指します。
採用代行への依頼を検討する場合、まずは手軽なノンコア業務の依頼を検討しましょう。
採用用業務全体を依頼したい場合は、事前にすり合わせればコア業務の依頼も可能です。
エンジニア採用の現状・課題
エンジニア採用の現状は深刻です。エンジニア採用の現状や課題を解説します。
市場のエンジニア不足
近年、企業ではDXやIT化が推進され、エンジニアの需要が増えています。
一方でエンジニア人材は、慢性的に不足している状況です。
高いスキルをもち、経験豊富なエンジニアの獲得は競争率が高く、ニーズにマッチする人材をなかなか採用できていません。
また、フリーランスを希望するエンジニアも増えており、転職市場では企業が求めるレベルの人材獲得がますます難しくなっています。
エンジニアの採用は専門的
エンジニアを見極めるには、採用者側もエンジニアスキルが必要です。
しかし、企業の採用担当は、必ずしもエンジニアに関わる知識を持ち合わせているとは限りません。
自社が求めるエンジニアの力量や定義が曖昧なまま無理に採用を進めると、ミスマッチが生じる可能性があります。
エンジニアの力量を測るには、エンジニア経験者が適任です。
採用業務の負担増加
人事担当者の採用業務は年々複雑化し、業務量が増えた分だけ担当者の負担も大きくなっています。
採用市場や企業ニーズは流動的です。
最新の採用手法を取り入れたくても、日々の業務だけで精一杯になり、変化への対応が困難な状況となっています。
採用後の人材育成も人事部の大切な仕事です。
しかし、採用業務の負担が大きすぎると、育成にまで手が回りません。
育成に力を入れられないと人材が定着しにくくなり、採用の負担が増える悪循環につながります。
エンジニア採用代行の内容
エンジニア採用代行は、どのような業務内容が含まれるのでしょうか。
以下で詳細を解説します。
採用戦略や選考フローの立案
エンジニア採用代行は、採用計画の策定や求める人物像(ペルソナ)の設定、選考フローの決定などの委託が可能です。
エンジニアといっても必要なスキルはさまざまです。
エンジニア採用では業務で必要になるスキルに関し、コーディングテストを実施する場合があります。
特殊な先行フローになりやすいエンジニア採用では、採用代行の力を借りることも選択肢の1つです。
求人媒体の運用管理
採用戦略に沿う形で、採用市場にマッチした求人広告を作成することも採用代行の対応範囲です。
エンジニア採用では、通常の求人媒体のほか、エンジニア特化の求人媒体も利用します。
複数の求人媒体を利用すると応募数が増えやすくなるものの、求人媒体が増えると運用や管理も煩雑になるのは避けられません。
負担を減らすためには、採用代行の利用を検討する必要があります。
面接・面談の代行
エンジニア採用代行は、面接や面談などのコア業務の委託も可能です。
特に人数が多い一次面接の代行を依頼すると、効率よく採用を進められます。
たとえば、応募受付や面接設定、管理、面接、面接評価基準の調整などの代行が可能です。
外部に委託すれば面接工数が削減され、短時間で多くの応募者を見極められます。
内定者のフォロー
内定者とコミュニケーションをとり、辞退を最低限に抑えることも採用担当者の重要な役割です。
採用活動の競争率が高まっているなかで、内定辞退も珍しくありません。
人事担当者は業務の幅が広いため、内定者フォローを外部委託すると負担が軽減できます。
ただし場合によっては、社内で内定者をフォローする方が多くを語れるケースもあるため、面談ごとの使い分けが大切です。
エンジニア採用代行のメリット
エンジニア採用代行にはさまざまなメリットがあります。
代表的なメリットを3つ解説します。
専門性の高い採用活動が可能
エンジニア採用代行の利用は、プロの知見を用いた採用ができる点がメリットです。
特にエンジニア採用は専門性が高く、採用側の知見が不足していると、ミスマッチが生じる懸念がありました。
しかし、外部のサービスを利用すれば、高い採用代行の効果が期待できます。
また、自社に新しいノウハウを取り入れられます。
採用業務の負担を減らせる
エンジニア採用代行への依頼により、採用業務の負担軽減が可能です。
前述のとおり、採用業務は複雑化しており、年々負担が増しています。
人事は企業の成長を左右する重要な部門のため、採用業務の負担を軽減させ、コア業務の人材育成に力を入れることが大切です。
人材育成が進めば、人事と開発部門とのコミュニケーションコスト削減にもつながります。
重要な業務に集中できる
外部サービスに業務の一部を任せると、他の重要な業務に集中できる点もメリットです。
委託できる業務は外部に依頼し、自社にしかできない業務に注力できるため、効率的に業務を回せます。
エンジニア採用代行を活用する際には、採用業務を洗い出し、外部に任せられるものと自社にしかできないものに分けることがポイントです。
エンジニア採用代行のデメリット
エンジニア採用代行にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
以下で主なデメリットを2つ解説します。
利用するために費用がかかる
採用代行の利用には費用がかかります。
採用の成果があがれば効果の高い投資となるものの、効果をあげられないとコストが無駄になります。
委託する業務内容や採用人数、期間などによってかかる料金が変わるため、費用対効果の見極めが大切です。
自社のみで行う場合と委託する場合とを比較し、コストの変化や効果を検証しましょう。
応募者と接する機会が減る
面談を委託した場合、企業の担当者と応募者が直接会う機会が減る点もデメリットです。
社内の雰囲気は、既存の従業員でなければ伝わりにくい側面があります。
求職者が抱いたイメージと現状との間にミスマッチが生まれる可能性に注意しましょう。
また、応募者の雰囲気も企業側が把握しづらくなります。
企業イメージにマッチし、適切なフィードバックをしてくれる採用代行を選ぶことが大切です。
エンジニア採用代行を選ぶ際の注意点
エンジニア採用代行を選ぶ際には、何に着目すればよいのでしょうか。
特に注意したい点を解説します。
エンジニア採用のノウハウがあるサービスを選ぶ
エンジニア採用では、エンジニアのスキルの見極めが欠かせません。
エンジニアの理解が乏しい採用代行に依頼すると、採用が効率的に進まない可能性があります。
エンジニアといっても、領域や職域は多岐にわたります。
まずは、自社が必要とするエンジニアの採用実績があるか確認しましょう。一般的な採用だけでなく、エンジニア採用の経験が豊富な採用代行を選ぶことがポイントです。
採用の情報共有が密なサービスを選ぶ
応募者の傾向や様子など、採用に関する情報共有が密なサービスを選ぶことも大切です。
採用代行を依頼しても、ある程度は採用状況を自社で把握しなければなりません。
不十分な情報共有はミスマッチが生まれる要因です。
採用代行サービスときちんとコミュニケーションをとり、採用ターゲットのズレやミスマッチを防ぎましょう。
多様な採用手法を導入するサービスを選ぶ
エンジニア採用は、スキルや専門性が重視される特殊な採用であり、人材採用のなかでも競争が激化しています。
優秀な人材を確保するには、多様な採用手段を用い、自社にマッチするエンジニアを見極めなければなりません。
エンジニア採用のトレンドの変化に合わせて対応できるように、新しい採用手法の導入に前向きで柔軟性の高い採用代行先を選びましょう。
実績がある採用代行サービスを選ぶ
採用代行サービスを選定するポイントの1つが実績です。
ただし、実績は数だけでなく内容の精査も行なう必要があります。
失敗を避けるためには、自社に似た企業での事例が多い採用代行を選ぶことが大切です。
また、リピート率が高い採用代行サービスは顧客満足度が高いと考えられるため、実績を比較検討する際の材料として注目しましょう。
事例が多くても、リピート率が低いと効果が期待できない可能性がある点には注意が必要です。
まとめ
通常の人事業務に加えて、多様な採用手法への対応は高いスキルが求められます。
特にエンジニア採用は、採用者側に高い専門性が必要です。
採用業務の負担を減らしながら、自社ニーズにマッチしたエンジニアを採用したい場合は、採用代行の活用も視野に入れましょう。
パーソルイノベーション株式会社が運営する「TECH PLAY Branding」では、エンジニアの採用を支援しています。
採用戦略の立案から採用代行の支援もご相談いただくことが可能です。
ご興味をお持ちいただけたら、まずはお気軽に資料をご請求ください。
この記事を書いた人
TECH PLAY BUSINESS
パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点
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