【エンジニアを採用したい企業向け】採用動向・採用戦略を徹底解説

人材採用 2023.10.04

こんにちは。「TECH PLAY Branding」ライターチームです。

エンジニアを採用しようと思っても、なかなかうまくいかずに悩んでいる企業も多いでしょう。
優秀なエンジニアを確保するためには、採用戦略をしっかりと立てることが重要です。
この記事では、エンジニア採用の現状や、採用戦略のポイント、注意点などを解説します。
具体的な採用方法も解説するため、ぜひ参考にしてください。

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エンジニア採用市場の動向

昨今、エンジニアの採用は難しいといわれています。
まず問題として、エンジニア不足が挙げられるでしょう。
日本ではエンジニアとして働ける人材が少ないという現状があります。
一方、エンジニアの需要は高まっており、エンジニアの獲得競争は激化しています。
特に、IT・通信に関するエンジニアを求めている企業が多く、人材の奪い合いが起こっているためエンジニアの採用は難しく、頭を悩ませている企業も多いようです。

エンジニア採用が難しいとされる理由とは

前述したように、エンジニアの採用は難しくなっています。
エンジニア採用が難化する原因としては、以下の3つが挙げられます。

有効求人倍率が上昇している

エンジニアのニーズが高まっており、さまざまな企業や優秀なエンジニアを採用したいと思っています。そのため、ITエンジニアの求人倍率は年々増加傾向にあり、2023年1月には12倍と高い数値です。
そのため、スキルのあるエンジニアを自社で採用できないケースも少なくありません。

求職者のニーズと企業の条件が合わない

エンジニアの市場価値が高まりに応じて、エンジニア自身が求める待遇条件も高まっています。
そのため、企業側が求職者の求める条件に対応できず、採用につながらないケースも多いようです。
待遇や働き方はもちろん、企業の技術力や個人として成長できるかも重要な条件です。

優秀なエンジニアはあまり転職活動をしない

そもそも優秀なエンジニアはあまり転職を考えないという背景もあります。
すでに好条件で採用されている可能性が高く、現状に満足しているケースが多いようです。
また、企業側でもエンジニアを手放さないようにしています。

優秀なエンジニアは転職市場で見つけにくい

優秀であるほど、既存の採用チャネルで転職活動をしないケースも増えてきています。
転職市場へ出る以前に、リファラル採用で転職が決まるケースも多いようです。
また、副業・業務委託で部分的に事業へ携わりながら転職をするケースもあります。
このように採用チャネルが複雑になっている背景もあり、優秀なエンジニアを既存の採用チャネルで見つけるのは難しくなっていると言えるでしょう。

エンジニア採用の戦略を成功させるポイントとは

エンジニア採用を成功させるためには、どうすればよいのでしょうか。
ここでは、7つのポイントを解説します。

競合他社の採用戦略をチェックする

まずは、競合他社がどのようにエンジニアを確保しているのかを調査しましょう。
競合他社の採用戦略をしっかりと把握して分析することは、採用戦略を立てるうえで欠かせません。
また、他社の研究を進めるだけではなく、自社についてもしっかりと理解を深めましょう。
自社の強みや弱みを把握することで、より効果的に自社をアピールしやすくなります。
競合他社の戦略を理解して、自社との差別化を図ることが重要です。

自社におけるターゲット像を明確にする

採用におけるターゲット増を明確にしましょう。
どのような人材にアピールするのかターゲット像を決め、それをもとにして採用戦略を練ります。
ターゲット像を明確にすることで、採用する側と採用される側のズレをなくしやすくなります。

自社ならではの魅力的な採用戦略を検討する

競合他社の採用戦略を研究することは重要ですが、競合他社の真似をするだけでは優秀な人材は獲得しにくいでしょう。
自社だからこそという採用戦略を検討することが重要です。
採用では他社との差別化が大切です。
自社にしかない魅力、自社ならではの特徴などを引き出せる採用戦略を練りましょう。
自社の魅力をアピールすることで、求職者に興味を持ってもらいやすくなります。

また、ITエンジニアの市場に見合った制度設計も重要です。
TECH PLAYでは、エンジニア向け制度設計のご支援も行っております。
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求職者のニーズを把握する

転職を考えているエンジニアが求めていることを把握することも重要です。
・なぜ転職をしようと思っているのか
・転職先の企業に何を求めるのか
など、エンジニアが求めるポイントを把握して、求職者目線の戦略を立案しましょう。

採用コンテンツを見直す

エンジニア採用を成功させるためには、採用コンテンツの見直しも欠かせません。
コンテンツの数が多いほど、求職者の目に留まりやすくなるため、採用コンテンツの幅を広げることを意識しましょう。

たとえば、自社サイトなどのオウンドメディアだけでなく、Web広告などのペイドメディア、SNSや口コミといったアーンドメディアなど、複数のメディアを組み合わせて運用することで、求職者の目に触れやすくなり、応募者増加にもつながりやすくなります。

採用から入社までのフローを簡略化する

採用から入社までの期間を短くすることも重要です。特に、中途採用の場合にはフローの簡略化を意識しましょう。
中途採用の場合には、即戦力として活躍できる人材が多いため、できるだけ早めに確保することが重要です。
そのため、採用をオンライン化する、自社メディアで説明会を実施するなどするとよいでしょう。
採用から入社までのフローをシンプルにすることで、優秀なエンジニアを確保しやすくなります。

アフターフォローも忘れずに

エンジニアを採用したとしても、すぐに退職されたのでは意味がありません。
早期退職を防止するために、アフターフォローも忘れずに行うようにしましょう。
たとえば、内定から入社まである程度の期間がある場合には、定期的に連絡して内定者の不安を払しょくするなど、入社までの期間をしっかりフォローすることが大切です。

エンジニアの採用戦略が重要視される理由

エンジニアの採用戦略が重要視される理由としてはまず、人手不足が挙げられます。
エンジニアとして働く人材は不足しているため、求める人材を見つけることが難しいという背景があります。
そのため、求める人材を確保するためには採用における戦略が重要です。
また、優秀なエンジニアを見極めるのが困難ということも、採用戦略が重要視される理由です。
優秀なエンジニアを見分けて確保するためには、採用戦略が欠かせません。

採用戦略を実施するメリットとは

採用戦略を実施するメリットは、大きく分けて3つです。
ここでは、各メリットについて詳しく解説します。

質の良い人材が集まりやすい

採用戦略を実施することで、ターゲットを明確にすることが可能です。
自社がどのような人材を欲しているのか、ターゲットとなる人材の詳細などを明確にすることで、自社に合った人材や質の高い人材が集まりやすくなります。
また、求職者が当事者意識を感じやすくなるため、自社が求める人材からの応募が増える可能性もあります。

ミスマッチの防止につながる

採用戦略の実施は、採用側と求職者側のミスマッチを防ぐことにもつながります。
ミスマッチが起こる要因としては、実際に入社してみたらイメージと違った、採用後のアフターフォローがない、仕事への考え方にズレがあるなどです。
採用戦略を念入りに検討することで、求職者に自社の思いが伝わりやすくなり、ミスマッチが減少します。

組織全体の意思統一につながる

採用戦略を立てる際には、人事や採用担当者だけでなく、現場部署の意見もまとめる必要があります。
人事や現場部署、双方の意見を集約して採用戦略を立てることで、会社全体の意思統一につながるでしょう。
企業全体に統一感が生まれるため、社風がよりよいものになり、企業としての成長につながる可能性があります。

採用戦略の具体例を紹介

採用戦略にはどのような方法があるのでしょうか。
ここでは、採用戦略の具体例を5つ解説します。

ソーシャルリクルーティング

ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用した採用方法です。
TwitterやInstagramなどを活用するため、堅苦しくないコミュニケーションが実現できます。
一方、コンテンツ充実に手間がかかるというデメリットもあります。

リファラルリクルーティング

リファラルリクルーティングとは、自社の従業員に必要な人材を紹介してもらう採用方法です。
優秀な人材を確保しやすいというメリットがありますが、採用基準を明確にしなければ質の高い人材が集まりにくいというデメリットもあります。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、企業が求職者に直接声をかける採用方法です。
優秀な人材に企業側から声をかけられるため採用にかかる時間を短縮しやすいです。
ただし、採用コストがかさみやすくなります。

サイト利用型リクルーティング

サイト利用型リクルーティングとは、就職サイトや転職サイトを利用する採用方法です。
サイト利用型の場合には、メンバーシップ型とジョブ型の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

採用ブランディング

ITエンジニアは実際に転職する人が少なく、転職する人は全体の10%にも満たないといわれています。
積極的に転職活動をする顕在層も少ないため、潜在層へのアプローチが重要です。
潜在層への効果的なアプローチには、採用ブランディングが欠かせません。

エンジニア採用の戦略を企てる際の注意点とは

エンジニア採用の戦略を立てる場合には、必要に応じて採用基準や組織体制を見直しましょう。
エンジニアに関する知識がなければ、ミスマッチが発生する、スキルレベルの判断や自社に合った人材かどうかの見極めができない可能性があります。
そのため、採用基準を明確にし、組織体制の整備を進めるとよいでしょう。
また、採用戦略を実施して終わりではなく、採用戦略の評価をして必要であれば改善を行います。

まとめ

エンジニアは不足傾向にあり、採用が難しいといわれています。
自社が求める人材を確保するためには、採用戦略をしっかりと立てましょう。
採用戦略を実施することで、優秀な人材が集まりやすい、ミスマッチ防止につながるといったメリットがあります。
エンジニアの採用戦略を検討する際に役立つサービスもあるため、活用を検討することもよい方法です。

パーソルイノベーション株式会社が運営する「TECH PLAY Branding」では、エンジニア採用広報を効果的にサポートするサービスを提供しています。
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すでにレッドオーシャンとなっているエンジニア転職市場において、転職潜在層へアプローチできる数少ないサービスの一つです。

また、エンジニア採用に精通したメンバーが採用戦略の支援を行うことも可能です。
エンジニアの採用に課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

TECH PLAY BUSINESS

パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点

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