IT人材の採用を成功させるためには?8つのポイントを紹介

人材採用 2023.11.02

こんにちは。「TECH PLAY Branding」ライターチームです。

技術の発展に伴いIT人材は年々需要が高まっており、企業間での確保競争が激化しています。
IT人材の確保に苦労している企業も少なくありません。

この記事では、IT人材採用の進め方や、成功させるためのポイントについて解説します。
IT人材の採用について悩んでいる企業担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

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IT人材の採用市場の動向

IT人材の採用市場では、依然としてエンジニアの求人倍率が高い傾向です。
職種別の調査では、エンジニア(IT・通信)の求人倍率は9.92倍(2023年4月)となっています。
求人倍率は全体で2.21倍となっており、エンジニアの求人倍率がかなり高いことがわかるでしょう。

IT・デジタル技術を有する人材の需要が高い理由として、企業のデジタライゼーションやDX推進の動きが加速していることが挙げられます。
また、IT・デジタル技術を有する人材だけではなく、IT人材のアウトソーシング市場、IT人材の育成・研修サービスに関する市場も需要が高い傾向です。

IT人材関連の市場は、IT人材の採用市場と共に拡大傾向を維持しています。

参考:【転職求人倍率】求人倍率は-0.04ptの2.21倍。求人数は微減し、転職希望者数は増加したため、求人倍率は下降。 |転職ならdoda(デューダ)

IT人材採用の進め方

IT人材の採用は計画的に進める必要があります。
ここでは、IT人材採用の進め方について解説します。
IT人材の採用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

採用者のペルソナを決める

IT人材採用の進め方として最初に行うべきことが、採用者のペルソナを決めることです。
ITやデジタルの領域は範囲が広いため、どのような人材が自社に必要かをあらかじめ決めることで、有効な採用基準を策定できます。

ただし、言語やツールなどITにかかわる技術に関する知識を持っていないと、効果的なペルソナを決めるのは難しいでしょう。
そのため、人事担当だけでなく配属する部署の担当者などと協力することがおすすめです。

エンジニアをはじめとしたIT人材のペルソナの作り方は下記の記事を参考にしてください。

エンジニア・IT人材採用におけるペルソナについて詳しくはこちら >>>

募集要項を設定する

IT人材採用の進め方として、募集要項を設定することが挙げられます。
自社にとって必要なスキルや知識を持った人材を採用するために、募集要項の設定は大切です。
しかし、募集要項を厳しくしすぎると、応募する人が少なくなって採用の進みが悪くなる可能性もあります。
即戦力となるような人材は需要が高く採用することが難しいため、自社で教育することを前提に条件の緩和も検討しましょう。
また、競合の情報も加味して適切なターゲティングをすることが重要です。

採用チャネルを用意する

採用チャネルを複数用意することも、IT人材採用を進めるうえで欠かせません。
人材を採用する際は、メジャーな採用チャネルとして利用されている求人広告や人材紹介などを使う方法が一般的です。
また、自社で運営しているSNSがあれば、SNSを活用して採用したい人材と直接接触する方法もあります。
複数の方法でアプローチすることで、求職者の目に留まりやすくなります。

書類や面接で選考する

IT人材採用の進め方として、書類や面接での応募者の選考は必須です。
しかし、IT人材は絶対数が少なく応募者も少ない場合が多いため、書類での合否基準を厳しくし過ぎないように注意しましょう。
面接する人数を多くして、可能な限り実際に会って判断することが大切です。

IT人材採用を成功させるための8つのポイント

IT人材の採用は、多くの企業にとって大きな課題となっています。
そのため、採用活動をする際には、ポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、IT人材採用を成功させるための8つのポイントを紹介します。

ポイント1. ペルソナを明確にする

IT人材の採用における注意点や成功させるためのポイントとして、ペルソナを明確にすることが挙げられます。
ペルソナを明確にすることによって、採用したい人材像や採用できる人材の基準が設定可能です。
採用した後に会社の方針と合わずに退職される事態を防ぐ効果も期待できます。

また、企業にとって採用したい人材をターゲットにするだけではなく、就職や転職を希望している人材が求めているものを提供できるようなペルソナを設定することも大切です。

ポイント2. 採用チャネルを増やす

採用チャネルを増やすことも、IT人材の採用における注意点や成功させるためのポイントです。
IT人材は絶対数自体が少ないため、多くの採用チャネルを活用して少しでも募集者を増やすことを心掛けましょう。

また、中長期的な施策として採用マーケティング、採用ブランディングに取り組むことも重要です。
そうして母集団形成ができれば、優秀な人材の採用や定着に繋がる可能性が高くなります。

ポイント3. 採用要件を緩和する

IT人材は数自体が少ないため、採用要件を厳しく過ぎると応募者が少なくなり、採用が進まなくなる可能性が高くなります。
しかし、緩和しすぎるとミスマッチな人材に応募されることが多くなり、対応に手間がかかります。
また、採用したとしても企業にとって教育や研修などの負担が大きくなります。

そのため、開発部などIT人材が活躍する現場や部署との認識のすり合わせが重要です。

ポイント4. 使用言語や開発環境を公開する

使用言語や開発環境を公開することで、IT人材の採用が成功しやすくなる可能性があります。
企業に入った後にどんな働き方ができるか想像しやすくなり、応募者が増えることが利点です。
また、企業のITに対する理解度の高さをアピールできるため、印象が良くなるでしょう。

ほかにも、テックブログなど開発現場のエンジニアが自ら行う情報発信も、IT人材へのアピールとして有効です。

ポイント5. 書類選考の合否基準を緩和する

IT人材の採用を成功させるためには、書類選考の合否基準を緩和することも重要です。
IT人材は絶対数が少ないため応募者の数自体も少ない場合が多く、書類選考の合否基準を厳しくしすぎると採用が進まなくなる可能性が高いでしょう。

そのため、書類の内容で合格者を絞るのではなく、実際に面接をしてみて必要ないと感じた人を除外していくことがおすすめです。

ポイント6. 他社よりも良い条件を提示する

IT人材の採用を成功させるためのポイントとして、他社よりも良い条件を提示することが挙げられます。
年々上がっている需要に対して数が少ないIT人材は企業間で奪い合いになっているのが実状だからです。
他社よりも条件が悪ければ、応募してもらえない可能性が高まります。

そのため、自社を基準にするのではなく、他社の条件などを把握して比較し、応募者にとって魅力的な条件に設定することが大切です。

ポイント7. 好印象を持たれる面接を心掛ける

好印象を持たれる面接を心掛けることも、IT人材の採用を成功させるためのポイントです。
企業側が採用したい人材だと感じても、応募者側が面接官に対して悪い印象を持ってしまえば、内定を辞退されるおそれがあるためです。

そのため、面接官のスキルアップトレーニングやモチベーションを上げるための施策を実施することも重要といえます。

ポイント8. 内定後もフォローを欠かさない

IT人材の採用を成功させるためのポイントとして、内定後もフォローを欠かさないことが挙げられます。
IT人材は需要が高いため、優秀な人材であれば他の企業からも内定をもらっている可能性が高いでしょう。そのため、内定を辞退されるケースも少なくありません。

その後の流れや業務を開始する具体的な時期などを知らせるなど、こまめに連絡を取って信頼関係を築くことで内定辞退を防ぐことが重要です。

まとめ

年々需要の高まるIT人材ですが、絶対数が少ないことに加えて企業間で奪い合いになっています。
適切な採用活動やアプローチなしに、優秀な人材を確保することは難しいでしょう。

そのような採用環境において、大手企業を中心に多くの企業が利用しているのが「TECH PLAY BUSINESS」のIT人材採用支援サービスです。
自社プラットフォームに登録する24万人以上のデジタル人材に向けて、自社のPRができるイベントや広告を打てる独自性に加え、潜在層への採用ブランディングや戦略支援をいたします。
IT人材の採用に苦戦している企業担当者の方は、ぜひTECH PLAY BUSINESSの利用をご検討ください。

この記事を書いた人

TECH PLAY BUSINESS

パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点

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